概要・特徴
医師による体重管理・健康的な減量をサポートします。
(※本治療は、自由診療です。治療内容・費用・副作用等については、医師にご相談ください)
こんな方におすすめ
“体重にまつわる”よくあるお悩み
- 食欲が抑えられず、食べ過ぎてしまう
- リバウンドを繰り返している
- 忙しくて運動や食事管理が難しい
- 内臓脂肪や生活習慣病のリスクがある
- 年齢とともに痩せにくくなってきた
肥満は万病のもと
肥満は以下のようなさまざまな疾患と関連しています。
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 高血圧
- 痛風
- 心臓病(心筋梗塞・狭心症など)
- 脳血管障害(脳梗塞など)
- 脂肪肝
- 月経異常・不妊症
- 睡眠時無呼吸症候群
- 膝の変形など
- 腎臓病
対象となる方 ※①②いずれも対象です
①高血圧症、脂質異常症、糖尿病、痛風、脂肪肝など生活習慣病のある方
②生活習慣病がなくても、以下のような方
・食欲が抑えられず、食べ過ぎてしまう
・リバウンドを繰り返している
・忙しくて運動や食事管理が難しい
・内臓脂肪や生活習慣病のリスクがある
・年齢とともに痩せにくくなってきた
など、生活習慣病に対する体重管理のご相談も承っております。
※検査や治療の一部には、保険診療が適用される場合があります。保険の適用範囲は症状や診療内容により異なります。詳しくは医師にご相談ください。
メディカルダイエット外来で使用するGLP-1受容体作動薬について
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事により小腸から分泌されるホルモンで、血糖値の調整に加えて以下のような作用があります。
■胃の排出を抑制
少量の食事で満腹感が持続
■満腹中枢に作用
過剰な食欲を抑制
■脂肪細胞での熱産生を促し基礎代謝を上げる脂肪合成を抑制
食事療法・運動療法と併せて体重管理を支援する
■その他の効果
体重減少効果のみならず、脳梗塞や心筋梗塞など心血管系の病気の発症を減らすことも報告されています。
GLP-1受容体作動薬は、このようなGLP-1を体の外から補う働きをするお薬です。治療開始後、体重変化がみられる場合がありますが、効果の現れ方や時期には個人差があります。
約1年の使用で、一部試験では平均約16%の体重減少が報告されています。
※海外における臨床試験結果であり、効果には個人差があります。
(Effect of Subcutaneous Semaglutide vs Placebo as an Adjunct to Intensive Behavioral Therapy on Body Weight in Adults With Overweight or Obesity: The STEP 3 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2021 Apr 13;325(14);1403-1413)
また、体重減少効果のみならず、脳梗塞や心筋梗塞など心血管系の病気の発症を減らすことも報告されています。
(Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Patients with Type 2 Diabetes. N Engl J Med. 2016;375(19):1834)
しかし、いったん開始したGLP-1受容体作動薬を中断することで、減少した体重が再度増加する、いわゆる「リバウンド」が起こることも明らかになっております。減少した体重を維持するための治療継続の必要性については医師が判断します。
(Effect of Continued Weekly Subcutaneous Semaglutide vs Placebo on Weight Loss Maintenance in Adults With Overweight or Obesity: The STEP 4 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2021 Apr 13;325(14);1414-1425)
■「GIP/GLP-1受容体作動薬」について
GLP-1の他に同様のホルモンであるGIP(グルコース依存性インスリン刺激性ポリペプチド)の働きも助ける薬剤です。2種類のホルモンの働きを促すため、一部の臨床試験において、GLP-1受容体作動薬と比較してより大きな体重減少が報告されています。
使用薬剤
■リベルサス(内服)【GLP-1受容体作動薬】

※別途、カウンセリング料(診察料)3,000 円(税込)、検査料2,000 円(税込)がかかります。
※別途、栄養指導(オプション)3,000 円(税込)がかかります。
→上記、いずれも自費治療となり、別途他要件の保険診療が実施された場合は、追加費用若しくは、保険診療での費用を頂くことがございます。ご了承ください。
■マンジャロ(注射)【GIP/GLP-1受容体作動薬】

※別途、カウンセリング料(診察料)3,000 円(税込)、検査料2,000 円(税込)がかかります。
※別途、栄養指導(オプション)3,000 円(税込)がかかります。
→上記、いずれも自費治療となり、別途他要件の保険診療が実施された場合は、追加費用若しくは、保険診療での費用を頂くことがございます。ご了承ください。
栄養カウンセリング
治療期間中の食生活改善を支援するため、管理栄養士による栄養カウンセリングもご利用いただけます。(※一部自費)
除外基準
下記に該当される方は、本治療の対象外となります。
- 未成年
- BMI 20以下
- 妊娠中またはその可能性
- 膵炎、腸閉塞の既往
- 1型糖尿病、甲状腺疾患
- 重度の肝障害
- 摂食障害
- その他医師が不適切と判断した場合
注意事項
- 一旦開始した治療を中断するとリバウンドすることが知られているため、減少した体重を維持するために、治療の継続を推奨します。
- メディカルダイエットにて使用する薬剤は、肥満治療に対して国内では保険適用外となります。
- 治療期間や継続の必要性や期間については、患者様の状態に応じて医師が判断します。
- すでに糖尿病治療中の方は、使っているお薬との関係で、メディカルダイエットの対象外となる可能性があります。
- 主な副作用として、悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲低下等が報告されています。
まれに重篤な副作用(膵炎等)が報告されています。詳細については診察時に医師にご相談ください。 - 重篤な副作用が生じた場合、救済制度の対象外となることがあります。
その他
当院で使用しているGLP-1受容体作動薬「リベルサス(内服薬)」および「マンジャロ(注射薬)」は、日本国内で2型糖尿病治療薬として厚生労働省により承認されている医薬品です。いずれも国内の正規流通経路を通じて、医薬品卸業者より入手し、医師の責任のもとで適切に管理・処方しています。
リベルサス・マンジャロは、日本国内では2型糖尿病治療薬として承認された医薬品です。
治療にあたっては、期待される効果と副作用・リスクについて医師が説明し、十分にご理解いただいた上で実施いたします。
なお、適応外使用であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。
一方で、海外においては、アメリカ食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)、韓国食品医薬品安全処(MFDS)により、肥満症治療の適応で承認されている薬剤でもあります。
※薬剤の効果や安全性については、日本国内で承認された適応症に基づく情報が中心となります。治療内容やリスクについては、必ず医師にご相談ください。
【参考文献】
- Wilding JPH, et al. Effect of Subcutaneous Semaglutide vs Placebo as an Adjunct to Intensive Behavioral Therapy on Body Weight in Adults With Overweight or Obesity: The STEP 3 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2021 Apr 13;325(14):1403–1413.
- Marso SP, et al. Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Patients with Type 2 Diabetes. N Engl J Med. 2016;375(19):1834.
- Rubino DM, et al. Effect of Continued Weekly Subcutaneous Semaglutide vs Placebo on Weight Loss Maintenance in Adults With Overweight or Obesity: The STEP 4 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2021 Apr 13;325(14):1414–1425.
- Yabe D, et al. Effect of tirzepatide on glycemic control and weight loss compared with other glucagon-like peptide-1 receptor agonists in Japanese patients with type 2 diabetes mellitus. Diabetes Obes Metab. 2023 Oct 12.
- Nauck MA, Meier JJ. Incretin hormones: Their role in health and disease. Diabetes Obes Metab. 2018;20(Suppl 1):5–21.
- Jastreboff AM, et al. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2022;387(3):205–216.
- 日本糖尿病学会 編『糖尿病治療ガイド2024』南江堂
- Bu T, et al. Diabetes Metab J 2024;48:354-372